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天地人〈下〉人の巻  

天地人〈下〉人の巻

火坂 雅志 (著)
By 日本放送出版協会



Average rating of 3/5Average rating of 3/5Average rating of 3/5Average rating of 3/5Average rating of 3/5 そこそこ読める, 2008-12-20
直江兼続との出会いは、中学生か高校生くらいに読んだ司馬遼太郎の関ヶ原。
閻魔大王への手紙とともに小者の家族の首をはねたり、朝鮮出兵時に書物をあさったり、殿中で伊達政宗と堂々とわたりあう、あるいは手玉にとる逸話、三成と家康挟み討ちの謀議をこらすシーン、そして、そして、直江状のシーン、とにかく兼続はかっこよかった。

こうしたエピソードはどこまで史実かわからないけど、火坂さんの天地人はこれらが捨象されていたり、書き込み不足だったりしているせいか兼続がいま一つかっこよくない。正直ものたりない。

ただ火坂版では司馬遼版にはない関ヶ原後の兼続に会うことができる。決して派手ではないが米沢藩の民政に大きな功績を残したり、上杉家存続のため卑屈なまでに本多正信とのコネにこだわったり、大坂の陣の真田幸村の活躍を眩しく眺める兼続は、かっこよくないけど、それなりに魅力的であり、共感を覚える。

私自身は上中下の3巻を2日程度で一気に読了してしまった。盛り上がりにはかけるけど、読みやすく、一旦読み出せばそこそこおもしろくてはまるとういうのが私の感想です。
気軽に手に取ってみてください。

 
価格(税込):
¥ 848


アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)  

アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)

町山 智浩 (著)
By 文藝春秋



Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5 シニカルに捉えたアメリカ事情です。, 2008-12-28
本書はアメリカ社会の三面記事的なシニカル情報を寄せ集めたものですが、現在のアメリカの社会事情を反映しており、ざっくばらんに理解できるものです。
アメリカンドリーム、夢と希望と自由の国が今や大きな格差社会、生活基盤を含めたあるとあらゆるものを民営化、戦争の後始末と積み重なる課題の数々。
これに追い討ちをかけるように到来し世界経済に烈火のごとく影響を及ぼしているサブプライムローン問題。
本書のすべてがアメリカの諸事情を代表するものであると確信するには早すぎるかもしれません。
もう少し世界情勢やアメリカ内部に関して研究してから受け止めるべきだと思いますが、世の中が加速的にグローバリゼーションしてきたことに伴い、世界の形が少しずつ変わはじめているのは間違いないことだと思います。
新しい大統領に期待を寄せる大衆の声は高く、見せかけではなく真実を見据え、変革や革新に向けて十分応えてくれることを切に祈りたいです。

 
価格(税込):
¥ 1,050


ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)  

ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)

堤 未果 (著)
By 岩波書店



Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5 ■アメリカって何だろう?に応える秀作。, 2009-01-02
■アメリカが報道される時の映像は、いつもウォール街だったり
証券取引所だったりする。
いったい3億6000万人いるアメリカ人は、どう生活しているのか、
あの超大国の大多数の暮らしのイメージは、あまり伝えられていない。
サブプライムで炙り出された「ローン消費中毒」に陥った国民性と
その構造について、この本は、雄弁に語っている一冊。

 
価格(税込):
¥ 735


キャプテン・アメリカはなぜ死んだか 超大国の悪夢と夢  

キャプテン・アメリカはなぜ死んだか 超大国の悪夢と夢

町山智浩 (著)
By 太田出版



Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5 フォレスト・ガンプをなぜか大統領にしてしまった国の末路, 2008-12-24
キャプテン・アメリカはレッド・ネックに殺された。
このレッド・ネックの親戚筋に当たるのがフォレスト・ガンプである。
みうらじゅんよりも無節操な連中がガンプにオスカーを与えた時、私は「必ずやアメリカに災いがもたらされることになるだろう、この罰当たりの簒奪者どもめが!」と呪った。
果たして、「ほど」というものを全然知らぬアメリカ人はフォレスト・ガンプの政治家版ともいうべき大馬場を、こともあろうに大統領の地位に据えてしまった。
この瞬間、対抗「対抗文化」のアダ花ども、即ち新保守主義とレーガン主義者とモラル・マジョリティーとネオコンとキリスト教連合と宗教右派の類いは絶頂を極め、そして当然のように大大大崩壊を始めた。「アメリカン・マインド」など、とっくの昔にくたばり化石化していたので、これはあったり前の話であった。再起不能であろう。天罰覿面だ。

 
価格(税込):
¥ 1,197


天地人〈上〉天の巻  

天地人〈上〉天の巻

火坂 雅志 (著)
By 日本放送出版協会



Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5 直江兼続を知るならコレ!, 2008-12-31
越後人ですが、直江兼続のことを知りませんでした。
大河ドラマになることを知り、読んでみたいと思っていましたが、同名のハードカバータイプのものは価格が高く、文字も細かくて読みにくい印象だったので買わずに待っていたところ、
同著者により加筆された形で、これが出版されたので早速、購入。上・中・下巻と長いのですが、文字も大きく印刷されており、価格も手頃。しかも読みやすいので一週間ほどで一気に読破できました。直江兼続の生涯や思想、それに心熱くなるエピソードなど、目を奪われる迫力ある場面、物語の面白さ、歴史小説の苦手な私でも夢中になりました。
 大河ドラマ放送開始直前!読むなら、この一冊を絶対にオススメいたします(≧▽≦)!
原作が面白いからこそ、ドラマにも期待できるのではないでしょうか。
それを抜きにしても新潟の人ならば、直江兼続を知っていて損はないと思います。

 
価格(税込):
¥ 848


チェ・ゲバラ伝  

チェ・ゲバラ伝

三好 徹 (著)
By 原書房



Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5 Mr.レボリューション, 2008-05-16
細かな描写についてはフィクション・ノンフィクションあるだろうが、まず読み物として面白い。
また、本書を通して彼が選び辿った人生に心を揺さぶられた。人がここまで献身的で険しい選択をし、それを生涯貫くことができるのかと。
彼が敬愛される理由は、結果ではなくブレのない生き様そのものだろう。
彼を知るには持ってこいの一冊。

 
価格(税込):
¥ 1,470


天地人〈中〉地の巻  

天地人〈中〉地の巻

火坂 雅志 (著)
By 日本放送出版協会




 
価格(税込):
¥ 848


新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫)  

新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫)

宮尾 登美子 (著)
By 講談社



Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5 先に読まないでよかった, 2008-12-16
 一年前、本作品が、「来年の大河ドラマ原作本」として、店の一番目立つ場所に平積みされていた。そのとき、「どうしようかな」と迷った。先に読んでおくと予習にはなるが、入れ込みすぎると批判ばかりが先に立ったりするものだからだ。迷った末に「読まない」ことに決めた。そして、一年間大河ドラマが終了するまでは読むまいと心に誓った。そして、先日ついに大河ドラマは終了し、ようやく読むことができた。
 上巻を読み終えて、まず思ったのは、「一年間我慢した甲斐があった。先に読まずに良かった」と心の底から思った。

 ドラマが終わってから日が浅いという理由もあるが、物語がイメージしやすいのだ。特に、篤姫と家定の会話のシーンや、幾島と滝山のシーンはイメージどころか映像として流れているようだった。

 大河ドラマを見た人はぜひ見てほしい。先に読んでしまった人も、もう一度読み返してほしい。きっと私と同じ体験をすることだろう。読んでない人は「読んでほしい」ではなく「読まなくてはいけない」だ。きっと、篤姫をもっと好きになり、ドラマを思い出すこともできるだろう。

 
価格(税込):
¥ 700


坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)  

坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)

司馬 遼太郎 (著)
By 文藝春秋

   同じ松山で生まれ育った正岡子規と、日露戦争で活躍した秋山兄弟。子規は病と闘いながら俳諧の革新に挑み、秋山兄弟はそれぞれ日本の騎兵、海軍の技術向上に尽力した。当時最強とうたわれたロシアのコサック騎兵を打ち破るべく、ひたすら仕事に打ち込む兄好古と、文学の世界に未練を残しながらも海軍に入隊し、海軍戦術を研究し続けた弟真之。2人のまじめな努力の成果は、歴史が証明している。誰もが立身出世を目指した時代に、彼らがどうやって自分の人生の意義を見出したのか。そんな視点から読んでみるのもおもしろい。

   司馬遼太郎の大河小説の中でも、本書は特...

Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5 乾坤一擲の勝負, 2008-06-14
ギリギリの生死を賭けた男たちの生き様を描いた小説です。

大筋は史実に基づいていますので(刊行後に明らかになった新事実
もありますが)、旅順攻略の部分など読むのが辛い記述もあります。

海戦で勝つ部分など、やはり日本人として気分が高揚しながら
読めますが、ロシア軍は多大な死傷者が出ている訳ですから
勝ったからいい、という単純なものではないと感じました。

また、乃木のような無能なリーダーの下で死んでいった無名の兵士
たちが哀れです。明治期は薩長でありさえすれば、このような無能者
でも大将になれたんですから。ちなみに乃木は士官学校に数ヶ月間
居ただけなのに、長州という事だけで軍人のスタートからいきなり
中佐になっています。無能なリーダーは罪深いです。これは現代
にも通じます。

元トリンプ社長の著書で「仕事ができない奴はいい人になるしかない。
それしか会社で存在価値を表現できないから」というような記述が
ありますが、軍事的才能がなかった乃木の精神面の高さにも通じる
のかもしれません。

東郷と乃木のリーダーとしてのあり方、海軍の戦略性と陸軍の無策等、
(殊更、意識的に対比させている面もありますが)現代のビジネスの
場面でもとても参考になる気がします。

日本存続のために必死で戦った人たちの物語、未読の方にはやはり
読んでおいて欲しいです。得るものがあると思います。

 
価格(税込):
¥ 670


新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫)  

新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫)

宮尾 登美子 (著)
By 講談社



Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5 篤姫は日本人の心に宿る祖母の姿ではないでしょうか。, 2008-09-21
ワクワクしながら最後まで読ませていただきました。幕末の動乱期に、徳川幕府が尊皇攘夷派との融和を目的に推し進めた公武合体策は歴史の教科書では習いますが、その実態がいかなるものであったのかを実に興味深く描かれています。徳川という260年にわたって日本の最高権力者として君臨していた将軍家が、天皇から来た嫁には身分が違うと言われるのは、こういうことがあるのか、と驚くばかりでした。民主制に慣れてしまった現代人も、様々な場面で、格差とか格式など取りざたされる世の中に住んでいますので機微が想像できます。最近まで、皇女和宮様はどちらかというと悲劇のヒロインで、姑の篤姫にいじめられたということが喧伝されていたそうです。著者の宮尾登美子さんはそのことに疑問を挟み、調べてゆくと江戸においては、篤姫の評判はすこぶる高く、京方、江戸方で話が全然違いました。また、大奥の記録というものが殆ど残されておらず、少しづつ資料を集めて完成したのがこの作品であるそうです。多分に宮尾さんの想像が含まれておられるそうです。嫁ぎ先の徳川家が滅びてゆく時代、懸命に家を支え、誇り高く生きられた宮尾さんの篤姫は末永く日本人の心に残っていくことでしょう。篤姫は、維新後徳川家の再興を思って、幼き徳川家達を厳しく愛情を持って躾けます。その姿は、孫を厳しく育てるお祖母さんを連想しました。

 
価格(税込):
¥ 700


 
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